なにわ太郎のつぶやき日記
〜カウンタの回る法学研究所〜
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最近の日記

ここの使用は終わり 2007年3月24日(土)
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軽い二日酔い 2007年3月11日(日)
二日酔い 2007年3月11日(日)

京都で目覚め、大阪に帰る。軽い二日酔いである。

23年前の日記inカナダ。
1984年3月11日(日) 週末は、ケベック旧市街に出掛けた。
http://www.quebecregion.com/f/index-site.asp

市内中心部は「旧ケベック」と呼ばれ、古い建物が並んでいる。

セント・ローレンス河を見下ろす高台に位置する。セント・ローレンス河は冬季の間凍結する。

ケベック市がセント・ローレンス河の北に位置し、対岸の南岸にレヴィ市が位置する。元は造船業で栄えた。


痴呆老人日記 2007年3月10日(土)
痴呆老人日記。 昼前、近所のK医院へ。普通は徒歩で行くのだが、診察の終了時刻が迫っていたので、自転車で行く。血圧測定の結果は120−70。こんな良い数値は始めてである。先生の言葉。「休みの日の朝は、やっぱり血圧が低くて。よろしいですね」。処方箋をもらい、医院の向かいの薬局へ。血圧を下げる薬を購入。薬剤師の先生とサッカーの話をする。その後、徒歩で帰宅。

午後、公園へ散歩に行く途中で、K医院の前をとおり、自転車が一台放置されているのに、気づく。わたしの自転車である。痴呆が始まったかな。

夜、京都で道に迷う。うーーん、やっぱり痴呆か。京都泊。

23年前の日記inカナダ。
1984年3月10日(土) このころは、メイプル・シロップを集めて煮込む小屋(カバンナ・シュクル)に人々が集まり、ビールを飲み、料理を食べ、メイプル・シロップを使った料理やデザートをいただく。そして、室内ではダンス。屋外では雪遊びなどをする。

真冬じゃないこのころが、気温の変化が激しいので、メイプル樹木の伸縮が大きく、シロップが出やすいのである。
http://www.quebecregion.com/f/erable.asp

わたしは実際には、先月2月11日(土曜日)のカーニバルの日に、パット君の車に乗せてもらい、家族全員でメイプル・シロップ小屋に行った。多数の人々が集まっており、楽しいパーティーであった。

カーニバルの夜は、ラバル大学から、ケベック旧市街へとパレードであった。わたしも家族全員でパレードに参加した。異常なほど気温の高い日で、雨が降った。冬になって雨が降ったのは初めてである。

アイルランド音楽CDを聴く 2007年3月9日(金)
CDプレーヤーの具合が悪かったので、新しいのと取り替えた。

これまで、世界の各地をウロウロと放浪していた日々、各地でレコードとかCDを買ってきた。わたしは特に音楽好きという訳ではないのだが、写真だけでは記憶にとどめにくいので、こうしたものも買ってきたのである。

アイルランドに行ったときに買ったアイルランド音楽のCDを聴く。インターネットで調べてみると、今では、現地に行かなくても買えるようである。

なぜだかわからないが、アイルランドは大好きである。

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23年前の日記inカナダ。
1984年3月9日(金) ほぼ完璧に当たる天気予報。

ケベックは、北米大陸の北東部に位置する。天気は、西から変わってくる。ケベックの西は北米大陸の各地であり、たくさんの観測点がある。

このためであろうか、ケベックでは、天気予報は、ほぼ完璧に当たる。

予定されていた行事が天気予報の結果、キャンセルされることがある。「○○日に予定していました研究会は、当日が雪嵐の予報ですので延期します」というような通知が、事前に来るのである。

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23年後の感想。
日本の西は海であり、観測点が少なく、天気予報が完璧には当たらないのであろう(?)。

200万円の借金 2007年3月8日(木)
関西の毎日放送テレビに「ちちんぷいぷい」という番組がある。http://www.mbs.jp/puipui/

製作担当の方から、5年前くらいに、初めて電話をいただいた。そのときには、こんな番組があることを知らなかった。「ふざけた番組名だなー」と思いながらも、性同一性障害に関する法律問題について真摯な質問をされたので、真摯に答えた。その日の午後、わたしのコメントが放送されたようである。

その後も、ときどき、突然に、午前中に、「性と法」に関する質問の電話がかかってくる。そうすると、その日の午後に放送されるようである。

しかし、原則的には午前中は所用があり、電話に出られないのが普通である。また、研究室にはテレビがなく、原則として、午後にテレビを見ることはできない。

偶然、この番組の一部を聞いた(見たのではない)。この番組に出演しておられるインテリ記者の石田さんの発言。「借金は200万円が限度」という言葉が耳に残った。

偶然にも、数日前に、200万円の借金を申し込まれた。限度いっぱいか。
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23年前の日記inカナダ。
1984年3月8日(木)
ケベック州の政治では、苗字がジョンソンという政治的ライバルの二人がいる。二人は実の兄弟である。

弟のピエール・マルク・ジョンソンさん。ケベック党の議員である。
http://fr.wikipedia.org/wiki/Pierre-Marc_Johnson
非常に若くして、衆望を集めている。

お兄さんのダニエル・ジョンソンさん。ケベック自由党の議員である。
http://fr.wikipedia.org/wiki/Daniel_Johnson,_fils

ご兄弟のお父さんは、お兄さんと同じ名前で「ダニエル・ジョンソン」という。元のケベック州の首相である。
http://fr.wikipedia.org/wiki/Daniel_Johnson_(p%C3%A8re)

―――
23年後のコメント。
現在の日本における鳩山兄弟のようなものであろうか(曽祖父の鳩山和夫氏は民法学者で債権者代位権の研究で有名。大叔父の鳩山秀夫も民法学者)。兄は民主党。弟は自民党。

父のダニエル・ジョンソンさんがケベック州首相であったのは、1966年―68年。ケベック独立問題についての立場は明確ではない。

2人の息子さんのうち、弟さんが先にケベック州の首相になった(1985年)。この人は、弁護士かつ医師。独立主義者である。

お兄さんは、弟よりもはるかに遅れて、1994年にケベック州の首相になった。この人は弁護士。連邦主義者である(ケベックの独立に反対)。

政治的には兄弟二人とも短命で、州首相であったのは1年未満である。

カナダ在住当時は知らなかったことが判明。
2人の兄弟の母上は、不倫をしていたようで、1953年に、愛人ベルトラン・デュソー(カナダの放送局のジャーナリスト)に拳銃で撃たれた。その直後に、この愛人は拳銃自殺。


300日規定の問題の続き 2007年3月7日(水)
昨日の300日規定の問題に関する書き込みにいくつかの反応があった。法的な理論のスジとしては、昨日書いたとおりである。

当事者には、さまざまな都合があり(前夫からの暴力に対する恐怖など)、パスポート申請という手段をとっているようである。知事、マスコミを巻き込んで、民法改正を目指しておられるのであろう。それにしても、法理論的には、スジの良くない戦術・戦略だと思う。

弁護士の援助を受けないということを方針としておられるようである。それならば、弁護士でなくてもよいので、たとえば、行政書士の先生に相談されたら、どうであろうか。

実際に外国に行く予定があるのならばともかくとして、無戸籍の子にとっては、現実には、パスポートの問題などよりも、就学問題や医療保険の問題などの方が切実であろう。こうした問題では、日本に居住する外国人児童の問題などとも共通する面もある。

かつてのフランスには、新生児のための名の選択について「フランス風の名でなければならない」という制限があった(現在では、この制限は撤廃された)。その結果、バスク地方独立運動の闘士が、わが子にバスク語風の名を付けようとしたが、受理されなかった。このため、その子は、出生証書なしのままで成人した。大島俊之「子の命名に関する法的規制」判例タイムズ570号(1986年)参照。

さまざまな理由で、出生が登録されないままの子がいるのである。こうした子の力になってあげたいものである。

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23年前の日記inカナダ。
1984年3月7日(水) 
ラバル大学のこと。http://www.ulaval.ca/Al/interne/plan/

ラバル大学のキャンパスは広大で、キャンパス内には、原始林が残り、数十のバス停があり、常時、バスが巡回している(有料)。警備員はパトカーのような車で巡回している。

法学部は、パヴィオン・ド・コナンク(13)の建物の内部にある。この建物は、巨大なもので、他の学部も入っている。

最近のカナダの(連邦)首相では、マルルーニー首相、クレチアン首相がラバル大学法学部の卒業生である。


無戸籍児の親が旅券申請 2007年3月6日(火)
まず、記事の引用

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無戸籍児の親が旅券申請 300日規定の見直し訴え

 民法の「300日規定」が壁になって戸籍がない京都市の子どもの親が5日、子どものパスポート(旅券)発給を申請した。

 ほかに神戸市などの3人も申請。親たちは、離婚成立後300日以内に生まれた子を一律に「前夫の子」として扱う民法の規定の見直しや、戸籍がないと旅券が発給されない不利益の解消を訴えている。

 神戸市東灘区の女児(2カ月)は1月、母親の女性(31)と会社員(31)との間に誕生。女性には夫がいたが、離婚が成立したのは昨年5月。離婚後、300日以内に女児が生まれたため、会社員を父親とする出生届は受理されず、戸籍を得られなかった。会社員は「法の規定だけで親子関係を否定されるのはつらい」と話す。

 支援組織の特定非営利活動法人(NPO法人)「親子法改正研究会」によると、ほかにも4都府県で7日までに、同様に子どもの旅券発給を申請する。

(共同通信社)

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引用終わり。以下、なにわ太郎の見解。

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本来は、次のように手続きを進めるのが、法的には筋だと思う。

1 出生届を出す。(子は、前夫の嫡出子ということになる)
2 この子は「推定の及ばない子」だとして、「親子関係不存在確認の訴え」を提起する。(これが認められれば、前夫と子の親子関係が否定される)
3 現在の夫あるいはパートナー(子の生物学的な父)が子を認知をする。

子の懐胎の時期、子の母親が前夫とは実際上「別居状態」にあったことを証明すれば、「2」が認められる可能性は高いと思われる。最高裁昭和44年5月29日判決(民集23巻6号1064頁)を参照。

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23年前の日記inカナダ
1984年3月6日 今日はアパートの賃料支払日である。近くの銀行のATMで500ドルを引き出す。そして、家主のドワイヨンさんに400ドルを支払い、領収書をもらう。残りの100ドルは生活費。

だいたい、1週間の生活費は150ドル見当である。

銀行のATMとは言っても、機能は限定的。通帳記入の機能はない(窓口で記帳してもらうしかない)。預金はできない(窓口で預ける)。

ところで、カナダの紙幣は次のとおり(サイズはすべて同一)。

2ドル紙幣(表裏とも赤茶色基調で、表はエリザベス女王の肖像、裏は鳥)
5ドル紙幣(表裏とも青色貴重で、表はローリエ元首相の肖像、裏は鳥)
10ドル紙幣(表裏とも青紫色貴重で、表はマクトナルド元首相の肖像、裏は鳥)
旧20ドル紙幣(表は多色刷りで、若い頃のエリザベス女王の肖像、裏は緑色基調で山と森林と湖の風景)
新20ドル紙幣(表裏とも緑色基調で、中年のエリザベス女王の肖像、裏は鳥)

ATMで出てくるのは、通常20ドル札だけ。400ドルの賃料だと20ドル札20枚で支払うということになる。



nik3.13