11年前の日記inフランス。
1996年2月28日(水) 快晴、暖かい。
ゴーバン君から手紙が届く。彼は、ケベック州財務省の官僚。ケベックで、友人の友人の友人が招いてくれたパーティーで知り合った。
税法の研究のために日本に留学したいというので、東大の某教授に紹介し、留学できることになった。東京での住所が決まったという便り。
本来なら、日本で再会するはずのところ、わたしがフランス滞在中のため、すれちがいになってしまった。
楽しく東京での生活を始めたらしい。
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1996年はうるう年であったため、明日から、曜日が食い違ってくる。
そこで、明日からは、「1984年(23年前)の日記inカナダ」の連載を始める。月日と曜日が合致するのである。当時は、カナダ・ケベック州・ケベック市のラヴァル大学法学部での在外研究の日々を送っていた。
23年前に使用していた手帳は、数年前に、ゴミとして捨ててしまった。現在、手元に残っているのは、当時の預金通帳と写真だけである。
そこで、お金の出入りと日付入り写真から、23年前のカナダでの日々を回想することにする。空欄が多いのが実情である。
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